PCR検査が少なくてもコロナを抑え込めた…台湾と日本では何が違う?

これは日本でも同じような見方があった。

 民進党政府で反論に立ったのは、“医師閣僚コンビ”の陳其邁行政院副院長と陳時中衛生福利部長の二人である。こういう専門的な論議を閣僚が素早く語れるところに台湾の強みがある。

 陳其邁は自らのフェイスブックで、「ほかの国のように大規模な検査をしろというのは、一見理屈が通っているように見えるが、台湾と各国の感染者数の人数が違うことを念頭に置かないとならない」と指摘した。

「台湾は4月23日までに5万9000人のPCR検査を行って、0.7%の陽性率だ。すべて発熱や感染者との接触がある者の検体であり、もしまったく症状がない者の検体を含めたとすれば、さらに陽性率は低くなる。これでは、大量に検査を行う意味はない。偽陽性の問題もある。ニューヨークのように陽性率が10%を超えたところでは、意味があるだろう。しかし、台湾のような状況では、疫学調査で危険なグループを探し出し、隔離を行い、臨床医師の判断によって検査を行うかどうか決めるべきだ」

 さらに陳時中は記者会見でスライドを使いながら、説明を行った。

「2300万の台湾人が一人あたり3000台湾ドルのPCR検査を行ったとしたら690億台湾ドルが必要になる。その予算がないというのではなく、お金をかけただけの効果が得られない。

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