猫はなぜ仕事の邪魔をしてくる? 子供っぽい性格の猫が増えている

猫はなぜ仕事の邪魔をしてくる? 子供っぽい性格の猫が増えている

筆者の実家で飼っている猫。元はノラだった

スマホカメラやSNSの普及により広がった、空前の猫ブーム。一般社団法人ペットフード協会が毎年行っている「全国犬猫飼育実態調査」によると、令和元年時点での犬の飼育頭数は約880万頭。それに対し、猫の飼育頭数は約980万頭と差がある。犬と違ってしつけや散歩の負担が少ないため、家族住まいや単身者にペットとして人気な猫。

 しかしペット化が進むにつれ、猫の性質は徐々に変化。最新の研究では猫の寿命が延びるかもしれない大発見もされている。

◆飼い主に依存する現代の猫たち

 猫を飼っている人ならば、机で作業をしている時に猫に邪魔される……なんて経験が一度はあるだろう。普段はそっけないのに、机に書類を広げたりパソコン作業をしようとしたりすると、その上に乗ってくる。その理由について、獣医師であるにゃんとすさん(Twitter:@nyantostos)は「現代の飼い猫が子猫の性質を残したまま成猫になっているのがいちばんの理由」と語る。

「専門的な用語で『ネオテニー(幼形成熟)』といいますが、子供っぽいまま大人になってしまうのが、飼い主の邪魔をしてくる原因と考えられています。子猫は好奇心旺盛で、母猫の気を引きたい・かまってほしいという欲求を持っているんです。そういった欲求に似た感情を、飼い主にも抱いているんですね。飼い主に対して、かまってほしい・こっちを見てほしいと邪魔してくるんだと思います」

 猫の『ネオテニー(幼形成熟)』には、猫と人との関係性の変化が大きく影響している。

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