“令和の怪物”佐々木朗希が人生の指針とする、イチローの言葉



◆プレーと同時に、言葉でも勇気づけられるような存在に

 今、佐々木朗希がハマっていることがある。ネットで公開されている「おしえて!イチロー先生!」の動画を見ることだ。イチローが、幅広い世代の日頃の疑問や人生相談に授業風に答えるという動画で、空いた時間を利用して見ている。

「やっぱりイチローさんの言葉は唯一無二だと思います。人生の指針になる。ボクもしっかりと言葉を伝えられる人間になりたいと思います」

 イチローの影響を受けているのだろう。“令和の怪物”として日本中から注目を集めている若者は言葉をしっかりと考えて、選びながらインタビューなどには答えるようにしている。一方で、形式的なコメントではなく、その中にしっかりと自分のメッセージを入れ込んでいるのが特徴だ。

 これからプロ初登板、そしてその後と続く活躍の場において、投球と同じくらい彼の言葉は発信力を伴っていく。いつの日かイチローのように、プレーと同時に言葉でも勇気づけられるような存在になることが期待される。

―[17の閃光〜佐々木朗希物語〜]―

【梶原紀章】
千葉ロッテマリーンズ広報室長。1976年生まれ、大阪府出身。関西大学を経て1999年産経新聞社に入社。サンケイスポーツ運動部では仰木オリックス、野村・星野・岡田阪神を担当。2005年に千葉ロッテマリーンズに入団、広報担当として2005年・2010年の日本一を経験。2006年にはWBC日本代表の広報業務にも従事した。文藝春秋社、朝日新聞社、千葉日報社など各媒体でコラムを連載中。趣味は競馬で、2011年に解散したメジロ牧場の血統を引く馬を追い続けている。著書に『千葉魂』(千葉日報社・現在6巻まで刊行)など。

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