ゲーマー、演歌歌手、女子アナ、犬…韓国テレビが何でも競わせる危ない事情

出演者にはバツイチの人もいて、年齢は30代から60代までバラバラ。一度は引退した人たちが再デビューを目指す『アイドルリブーティングプロジェクト「The Unit」』(KBS)も似たようなアプローチと言えるでしょう」(ピョ・ジェシク氏)

 昨年から放送が始まった『明日はミスター・トロット』と『明日はミス・トロット』(共にテレビ朝鮮)は、総合編成チャンネルながら30%を超える高視聴率をマーク。ちょっとした社会現象となっている。トロットは韓国版の演歌なので、基本的には中高年向きの音楽だ。それまでのオーディション番組が若年層をターゲットにしていたのとは対照的だった。

「とは言っても、最近は20代〜30代のトロット歌手が増えてきているんです。中には“トロット系アイドル”みたいな歌手もいますし。だから結果的にはお年寄り向けの番組という感じにもならず、むしろ家族一緒に番組を観て、コンサートにも二世代・三世代で足を運ぶといったケースが多い。

 韓国では毎日ミュージックチャートが出るんですけど、ちょっと前まではトップ100の中にトロットなんて1〜2曲あればいいほうだった。それが今では20〜30曲入っていますからね。ただ、この現象は“サバイバル系オーディション番組ブームの再燃”というよりも“トロット再評価の波”という見方ができると思います」(同)

◆作曲家もデザイナーも競わせる

 そして韓国のオーディション番組は歌手だけでなく、あらゆるテーマを扱うに至る。

関連記事(外部サイト)