コロナと酷似のスペイン風邪。日本でも約38万人もの死者

コロナと酷似のスペイン風邪。日本でも約38万人もの死者

1918年の10月に始まった流行第2波は1921年の夏に収束。日本では第2波(1919年10月〜)の致死率は5.29%に上る 写真/ゲッティ

猛暑が続くと予想される今年、我々は「未曽有の夏」を迎えたことになる。高温多湿に加えて、マスク着用、ソーシャルディスタンス、ステイホーム……。熱中症への対策を講じつつコロナへの備えも必要だ。未曽有の夏に屈しないライフスタイルをつくる秘策はあるのか?

◆コロナはスペイン風邪と酷似

 かつて経験したことのない災禍ともいわれる新型コロナウイルスであるが、その危険性をお茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二氏は次のように語る。

「今までの風邪やインフルエンザとはまるで別物と考えて対処すべきです。肺炎を引き起こし、重症化すれば極めて死亡率が高まることが、今までのウイルスとの違いです」

 確かにこれまでは、重症化するのは高齢者あるいは糖尿病などの基礎疾患がある人が多かったが、それに当てはまらないケースも起きているという。

「健康な若い人でも亡くなる症例があり、さらに無症状の感染者もいます。どのような人が感染しやすく、なぜ発症しないかがいまだにわかっていないのですから、感染様式がこれまでの感染症の常識とはまったく違う。最大にして唯一の予防法は、ウイルスとの接触機会を減らすことだと言うしかありません」

 白澤氏によると、コロナに類似する事例は102年前にまでさかのぼる。

「コロナの死亡数、死亡率、世界的な感染拡大スピードなどで類似する事例は、1918年3〜6月に流行したスペイン風邪です。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)