狙われた国の予算4兆円。持続化給付金を貪る悪徳マルチ

狙われた国の予算4兆円。持続化給付金を貪る悪徳マルチ

写真はイメージです

新型コロナで売り上げが落ちた個人事業主や中小企業の救済策として、大きな役割を果たす持続化給付金。すでに4兆円もの予算が組まれているが、濡れ手に粟と言わんばかりに貪る輩が後を絶たない。巧妙な手口を操る最前線を取材した。

◆国民の血税をかすめ取る輩たちの最新手口とは?

 新型コロナウイルスの感染拡大による経済的影響を受けた小規模事業者への支援施策として、今年5月に始まった持続化給付金。売り上げが前年同月比で半分以下に減ってしまった場合、個人には最大100万円、中小企業には最大200万円が支払われるという制度なのだが、これが今、不埒な連中に食い物にされてしまっている。

 8月26日、愛知県警は持続化給付金を騙し取ったとして3人を詐欺の疑いで逮捕した。容疑者たちは知人名義で申請を繰り返し、400件もの持続化給付金を申請。一人100万円とすれば、手にしたカネは総額で4億円となる。

「持続化給付金を受給するためには、前年より収入が半減している必要がありますが、確定申告で前年度分を水増ししたり、今年の収入を別口座に振り込ませて圧縮したりして困窮しているように見せかける手口が横行しています。給付のスピードを上げるため審査が厳密でないことを逆手に取った格好ですが、今後もこうした摘発は続くはず」(全国紙記者)

◆出資してしまったが最後、カネが出資者のもとに戻ってくることはない

 しかし、刑事事件となって表沙汰になるのは氷山の一角にすぎない。

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