ネトウヨ総理に残された道はただ一つ。潔い退陣だけだった/倉山満

吉田茂や佐藤栄作ら、歴代の長期政権を築いた首相に比肩する実績を一つでも挙げてみろ」と挑発したが、安倍応援団からは感情的な反発があっただけで、有効な反論は何一つなされなかった。

 そして8月24日、連続在任記録で佐藤内閣を超えた。その日の新聞とテレビは一斉に「実績はあるがレガシーはない」と書き立てた。私の言った通りではないか。

 一度として100議席を超えたことが無い野党を相手に、邪魔する者などいない状況で、安倍晋三さんは支持者のネトウヨ以外から誰も評価されない、可哀そうな存在と化した。もはや、ネトウヨ総理に残された道はただ一つ。潔い退陣だけだった。

◆国際情勢は緊迫

 さて、日本のような小国と関係なく、国際情勢は緊迫している。

 コロナ禍など利用する道具にすぎないとばかりに、米中のつばぜり合いは続いている。そして27日、中国は南シナ海にミサイルを発射した。同地域の監視を強めるアメリカに対し、牽制の意味と見られている。

 一部のイカサマ言論人は「アメリカが中国をやっつけてくれる」と大はしゃぎだ。さらに頭の悪いことに、「世界は中国を潰そうとしている」「特に米英は安倍外交を歓迎している」などと、ネトウヨの喜びそうな扇動で商売をしている。

 これに、居酒屋で野球の応援をするかの如く、ネトウヨどもは狂喜乱舞する。

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