米倉涼子も知らない、楽天が2020年「楽天モバイル」を始めた本当の理由

米倉涼子も知らない、楽天が2020年「楽天モバイル」を始めた本当の理由

馬渕磨理子

―[あの企業の意外なミライ]―

 突然ですがーー!!!!(楽天カードの川平慈英さん風に)、今日は楽天の業績について説明いたします。

 新型コロナの感染拡大の影響で、世界的にネット通販事業やクラウド事業が大きく拡大したのは今更説明不要でしょう。それは日本も同様。この業界を牽引するのは、yahoo!でおなじみのZホールディングスと楽天の二社です。しかし、実はこの二社、コロナ禍で大きく差がついたことをご存知でしょうか。

 2020年上半期、楽天は業績が伸び悩みました。それはなぜなのか? そもそも、その“伸び悩み”は楽天にとって本当に危機なのか?同社の財務諸表と今後の事業戦略をもとに、私、馬渕磨理子がその謎を3分で解き明かしていきましょう。

◆足を引っ張っていたのは、モバイル事業だった

 まず、楽天の直近の業績を見てみましょう。中間決算を見ると、純利益が9年ぶりの赤字転落となっています。新型コロナの感染拡大の影響で、オンライン需要の高まりによりEC(電子商取引)需要は堅調なはずなのに、楽天の最終損益は275億円の赤字。いったい、なぜでしょうか。

 背景には4月にサービスを開始したモバイル事業の大幅な赤字があります。米倉涼子さんのCMでおなじみの、第4の勢力と呼ばれる楽天モバイルです。

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