新型コロナ支援制度「本当に必要な人には届かず、詐欺師や悪徳業者が不当に利益を得ている」

新型コロナ支援制度「本当に必要な人には届かず、詐欺師や悪徳業者が不当に利益を得ている」

※写真はイメージです

◆コロナ給付金、不正受給者の逮捕相次ぐ

 新型コロナの影響を受けた人たちを支援するため、中小企業には最大200万円、個人事業者やフリーランスには最大100万円を給付する「持続化給付金」。しかし最近では、この持続化給付金を不正受給したとして、逮捕者が相次いでいる。

 新型コロナ対策の持続化給付金や融資の詐欺事情に詳しいフリーライターの奥窪優木氏によると、「新型コロナ対策のための政府による経済支援を喰い物にする詐欺集団や、品薄に乗じて一儲けをたくらむ商魂たくましいマスク販売業者、さらには背に腹は代えられぬ思いで不正受給に手を染めてしまう者たちがいる」と指摘する。

 奥窪氏による著書『ルポ 新型コロナ詐欺 〜経済対策200兆円に巣食う正体〜』では、新型コロナに関連した給付金や補助金を不正受給する連中を取材し、その巧妙な手口に迫っている。

◆厳しい状況も、政府の助けを借りない者も

 しかし一方では、持続化給付金をはじめとする支援制度の対象に該当しており、苦しい立場に置かれながら、決して政府の助けを借りようとはしない者もいる。奥窪氏はこう明かす。

「ひいきにしている飲食店を営む老夫婦も、新型コロナの影響で客足が減り、大損害を被っていました。そこで6月半ば、私は行政による各種支援制度を利用することを勧めたのですが、持続化給付金ですら自分たちがその対象になる可能性があるということを知らなかったようです。

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