日雇いバイトで月50万を稼ぎ、800万円貯金する日雇いのプロの立ち回りとは?

いや、−1もしくは0か……。

 この生活スタイルに合っているのは短期労働で、必然的に求人サイトで工事現場の作業員に応募することが多かった。

 一番思い入れがある現場は千葉のイオンモールだった。巨大なショッピングセンターでは、大量の企業、そこが呼んだ大勢の職人、その職人たちを補助する無数の作業員がいる。作業場では毎日見違えるように建設が進み、同じ集合場所なのに、昨日目印にしていたものがなくなっていたり隠れていたりして、来る度に間違えてしまう。だから事前に駅で複数の作業員で集まり、徒党を組んで作業場に向かう。街中でもそういう光景が見れる。意識すると視覚に入ってくる「日常生活の裏側」だ。

 作業員が複数人いても全員が求人サイトからの派遣、なぜ徒党を組んだだけで作業場がわかるのだろうか。三人寄れば文殊の知恵という言葉があるが、ここではまったく関係ない。

 紛れ込んでいるのだ。たった一人の強者、「日雇いのプロ」が。

◆日雇いのプロは仕事を早く終わらせる

 彼らは自分がベテランだということを隠しながら、作業に支障が出ないように他の日雇いを誘導する。後に自分が日雇いをメインにして生活する時に思い知るのだが、日雇いのプロが重きを置いているのはあくまでプライベートの余暇であり、働く先々でわざわざ新しい友人を作ろうとはしない。

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