日雇いバイトで月50万を稼ぎ、800万円貯金する日雇いのプロの立ち回りとは?



「いいか、この派遣の世界には、例えば8時間労働という看板を掲げながら実質2時間で終わるバイトが存在する。俺はそういう美味しいバイトを派遣先に聞いて一日20時間近く働くことができる」

 聞くと、そもそも派遣のアルバイトの募集をかける際にどのくらいで終わるかわからない仕事や、絶対にミスが許されない、または途中で終わらせてはならない工事というものがあり、早ければ2時間で終わるが、念のために4時間分募集したり、工事現場側でも珍しい作業だから作業の進行速度がわからずに8時間で募集をかけたりしている。この場合、現場が銀行だったり駅だったりと「絶対」に大金を費やせる企業であれば人件費もその分出るので、早めに切り上げたとしても募集の時間分の金が支払われるのだ。

 フドウはそういった事情がある仕事を派遣会社側に教えてもらったり、長年の派遣バイト生活で構築してきたFDB(フドウ・データベース)を基に選んでいた。

「8時間募集だけど2時間で終わる仕事を3回やれば1日24時間の壁を破ることができるぞ」

 そこに、天才がいた。

 フドウはこの世界の科学では絶対的と言われていた「時間」という壁を乗り越えて働いていたのだ。

 僕にとってこの話は革命的だった。その後サラリーマンとしてアルバイトを発注する立場になった時には理解していたが、この仕組み自体をアルバイターの立場で知る機会はほとんどない。

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