「地頭は悪い」と自覚する東大生の暗記術。円周率を覚えるにもコツがある
2020年11月01日 15時55分 SPA!
―[貧困東大生・布施川天馬]―
現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。
◆『相棒』杉下右京の特技
みなさんはドラマやマンガなどで出てくる「クールで知的な頭のいいキャラクター」にあこがれた経験はありますか? 僕は小さい頃から知的なキャラクターに憧れることが多く、クールなキャラの真似をして遊んでいたものでした。
当時の僕の感覚からすると、「知的なキャラクター」というのはたくさん物事を知っているというよりも、頭の回転が速かったり、一瞬で記憶することができたりというイメージだった気がします。
たとえば、ドラマ『相棒』の主人公である杉下右京さんが一瞬見ただけの電話番号を覚えており、それが事件解決のカギとなる話があるのですが、そのシーンを見たときには「自分もこんな人になってみたい!」と思ったことを強く覚えています。
このように「頭の回転が速い人」や「地頭のいい人」って、周りから見ると非常に頼もしく、またカッコよく見えるものですよね。それでは「頭がよい人」というのはどういう人だと思いますか? 東大生などは誰もが「地頭がよい人」なのでしょうか?
◆東大生は本当に地頭がいいのか?
僕自身、自分が東大生であることを明かすと「きみ、東大生なんだ。