プロ野球ドラフト会議、現場に流れた“別の思惑”「甲子園がなくてよかった」

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毎年恒例のプロ野球ドラフト会議も終わり、4球団が競合した近畿大学の佐藤輝明、早稲田大学の早川隆久など注目選手を巡って悲喜交々のドラマが繰り広げられ、ファンも一喜一憂したことだろう。では、そんなドラフト会議について、スポーツ紙記者たちはどう見ているのだろうか。話を聞いた。

◆波乱のないドラフト

 話を聞いたのは関東の某チームで番記者を務めるスポーツ紙記者だ。彼によれば、今年のドラフトは近年まれにみる「穏やかなドラフト」だったという。

「ドラフト前に各球団が公表したり、匂わせていた通りの指名に落ち着きました。中日が一本釣りした高橋宏斗も巨人と楽天が指名する気配もありましたが、楽天は早川隆久を指名して見事に引き当て、巨人も佐藤輝明を指名しました。その他、広島の栗林良吏、ベイスターズの入江大生など、当初の予定通りといった感じで指名が入り、ハズレ一位指名も巨人に決まった亜細亜大学の平内龍太など、実力のある選手たちが1位で指名を受けました」

 そんな穏やかなドラフトだったのだが、記者たちが「おやっ?」と感じて話題になったのは、西武が一位指名した桐蔭横浜大学の渡部健人だ。

「おかわり2世とも呼ばれる巨体が目を引くスラッガーですが、評価としてはドラフト2〜3位が妥当な選手。実は中日が高橋を一本釣りに成功したことで、渡部を2位で指名しようとしていたという噂が流れたんです。

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