沖縄県は年収が全国ワーストでも幸福度1位。年収200万円でも楽しく生きる

沖縄県は年収が全国ワーストでも幸福度1位。年収200万円でも楽しく生きる

写真はイメージです

コロナショックの出口すら見えないなか、年収300万円どころか、年収200万円台が当たり前の社会が訪れようとしている。もしも貧困に陥ってしまったとき、我々はどうするべきなのか? 慶應大学大学院の前野隆司教授と自立生活サポートセンター・もやい理事長の大西連氏に話を聞いた。

◆「幸福」と「収入」は、学術的にも決して比例しない

 年収200万円と聞いて「不幸」と感じた人こそ不幸なのかもしれない。幸福学を研究する慶應大学大学院の前野隆司教授はこう解説する。

「都道府県別の幸福度を調査した時、もっとも幸せだったのは平均年収・失業率ともに全国ワーストの沖縄県でした。次いで鹿児島県、熊本県、宮崎県と平均年収が高くない地域が上位を独占。つまり、年収と幸福度には大きな相関関係はないということです」

 特に、他者との比較や消費欲からもたらされる優越感には際限がなく、脆くはかないという。

「お金、社会的な地位、ブランド品といった”地位財”から得られる満足度は持続力が低く、愛情、自由、健康、社会への帰属意識などの”非地位財”からもたらされる心の充足は長続きするという研究結果が発表されています。また、笑顔を意識するだけで免疫力がアップして健康的になり幸福度が高まるという研究結果もあります。幸福を得るためには、お金が必要とは限らないのです」

 地位や財産を追い求めるあまり身近にある幸せを逃しては本末転倒だ。

1 2 3 4 次へ

関連記事(外部サイト)