インドの現地スタッフ350人「切り抜きjp」完全テレワークへの悪戦苦闘

インドの現地スタッフ350人「切り抜きjp」完全テレワークへの悪戦苦闘

社員の自宅にて。インド農村部でテレワーク化を実現した

新型コロナウイルス収束の兆しが見えない今、企業の存続において、従業員の「テレワーク」体制の構築が課題となっている。国内外で今年の春頃から外出自粛要請が出され、従業員の身動きがとれないなかで倒産の危機に陥った企業も少なくない。「切り抜きjp」というサービスを運営する株式会社メディア・バックオフィスもそのひとつだ。一時は売上ゼロに……。

「正直、事業の存続自体が危ぶまれていました」
 
 同社の渡邉堅一郎社長が感慨深く振り返る。現在は、前年比で9割程度まで回復。その裏側では、拠点となっていたインド農村部における“従業員の完全テレワーク化”に向けた悪戦苦闘があったという。

 ネット環境もままならない地で、いかにして大容量データのやりとりができる高速通信を整備し、従業員の安全や雇用を守ったのか。今回は、そんな舞台裏を聞いた。

◆Web時代も完全自動化されていない画像切り抜き作業

 近年、Webサイト運営を行うフリーランスの増加や、個人で簡単にECサイトを運営できるサービスの流行で、画像の輪郭を精緻に切り抜く「画像の切り抜き作業」のニーズが高まっている。じつは、AIの技術が発展した現在も完全自動化は実現されておらず、精度の高い画像の切り抜きは、Photoshopなどの画像編集ソフトを使用して“手作業で行う必要がある”という。

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