北海道「核のごみ」処分場の候補地ってどんな所? 町の住民に本音を聞いた

北海道「核のごみ」処分場の候補地ってどんな所? 町の住民に本音を聞いた

寿都町の中心部

かねてより問題になっていた高レベル放射性廃棄物の処分場問題。原発稼働に伴い、排出されてしまう「核のごみ」をどうするかは避けて通れない問題だが、その処分場の候補地として名乗りを上げたのは北海道の寿都町(すっつ)と神恵内村(かもえない)。

 名前を聞いてもピンと来ないと思うが、どちらの自治体も小樽やニセコなどがある後志(しりべし)という地域。筆者は高校時代、この後志に住んでいたのだが、両町村とも車で通った程度しかない。そこで里帰りのついでに足を延ばし、寿都と神恵内を訪問。どんな場所なのか探ってみることにした。

◆寿都は風力発電の町

 まず最初に訪れたのは寿都町。日本海に面した寿都湾に沿ってU字型をした町で、面積は東京都練馬区のおよそ倍の95.36ヘクタール。その8割近くを山林が占める海と山の恵みが豊かな土地だ。

 札幌からは車で約3時間半。空は鉛色で時折雪が激しく降り、荒波が岩場を打ちつける様子はまさに真冬のザ・日本海。いかにも演歌が似合いそうな光景だ。

 港の近くには道の駅をはじめ、飲食店や海産物を扱う店が揃っているが、シーズンオフで平日のせいか半分以上の店は閉まったまま。観光客らしき人の姿はまったく見かけない。

 氷点下の中、かじかむ手に震えながら町の中心部を散策するが、これといった観光名所があるわけでもない。

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