元盗塁王・屋鋪要「野球選手は嫌いなんですよ」の真意とは

元盗塁王・屋鋪要「野球選手は嫌いなんですよ」の真意とは

屋鋪要といえば俊足のイメージが強いのだが、ゴールデングラブ賞に5回も輝いた守備の名手でもある

―[職業 元プロ野球選手]―

 80年代、スーパーカートリオとして一世を風靡し、3年連続盗塁王、ゴールデングラブ賞5回と大洋、巨人で俊足名手として名を馳せた屋鋪要氏。98年一軍外野守備兼走塁コーチ、’99、’04、’05年二軍外野守備兼走塁コーチと、二度に渡り巨人でコーチを務めている。前編では鉄道写真家としての活躍する今を語ってもらった。だが、屋鋪氏には鉄道以外にも、聞けば聞くほど驚く趣味があった。

◆野球選手が嫌い……の真意

 現在は、野球教室を開催している傍ら、鉄道カメラマンとしてSLを撮り続けている鉄道文化人の顔もある。そんな屋鋪から突然の「野球選手は嫌いなんですよ」発言には、こちらも予想だにしていなかっただけに、一瞬、間を置いた。しかし、屋鋪はそのまま話を続ける。

「プロ野球選手ってわがままでしょ。全部が全部じゃないですけど。一般人のほうが断然いいですよ」

 屋鋪は少しはにかみながら話す。元来、一つのことを集中してやるタイプのため、現役時代は野球だけに没頭していた。引退後、コーチ業に携わった後、少し時間に余裕ができ、子供がきっかけでSLにハマった。それ以来、知らぬ間に蓋を閉めていた好奇心が心の奥底からむくむくと湧き出だし、いろんなものに興味を抱くようになる。一つのことをとことん突き進める屋鋪は興味を持った分野に対して、本で調べたり、人にアドバイスを求めたりすることを厭わなかった。

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