自転車で旅するUberEats配達員。「旅を終えた後」はどうする?

自転車で旅するUberEats配達員。「旅を終えた後」はどうする?

奉還町商店街でたこ焼を肴に日本酒を飲む

―[40代日雇い男「Uber Eats」自転車出稼ぎ旅【東京発沖縄行】]―

 僕は普段、日雇い派遣などの仕事で稼ぎつつ、時間を見つけてはタイなどの東南アジアを中心に旅してきた。この状況では海外旅行には行けそうにないが、日本国内ならば比較的自由に動けるようになってきている。旅がしたい。でも、社会の底辺で生きる僕にはお金がない。そこで「Uber Eats」の配達で稼ぎながら国内を自転車で旅するという方法をとることにしたのである。

◆電話取材を受ける

 旅に出て69日目、僕は岡山にいた。ここではウーバーの配達でかなり順調に稼げる日々が続いていた。これといって大きなトラブルもなかった。少し面白かったのは営業開始前のホストクラブに配達をしたこと。もしウーバーの配達をやっていなかったら僕がホストクラブの店内に足を踏み入れることなんて絶対になかっただろう。

 70日目は午前中に電話取材を受けた。あるメディアで僕のことを取り上げたいというのである。僕はYouTubeへの動画投稿もしているのだが、その宣伝ができるかもしれないという下心もあり、その取材依頼を承諾していた。

 僕しかいないゲストハウスのドミトリールームでスマホをスピーカーモードにして相手の質問に答えていく。これまでの経歴、この旅のこと、ウーバーの仕事の魅力……などについて訊かれた。

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