歯の不調でコロナ重症化リスクの可能性。ストレスで顎関節症が増加も

歯の不調でコロナ重症化リスクの可能性。ストレスで顎関節症が増加も

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新型コロナの第3波が到来し、事態は長期化。収束の見えないストレスと生活様式の変化は、私たちの心身をじわじわと蝕み、この冬以降、意外な不調として表れるという。虫歯でもないのに歯が痛んだり、無意識に食いしばって歯が割れたりした人は要注意。慶應義塾大学医学部教授・中川種昭氏を取材した。

◆ストレスで顎関節症が増加。歯周病でコロナ肺炎の重症化リスクも

 中川氏によると、最近、歯ぎしりや食いしばりによって「顎関節症」になる人が増えているという。

「コロナ禍で社会が不安定なこともあり、ストレスが溜まって顎の筋肉が凝ることが原因です。最近、こうした症状の訴えが増えている体感がありますね。アゴの筋肉のマッサージや体操などをして、ほぐしておくといいと思います」

 歯の不調が怖いのは、全身にも影響を及ぼすことだ。2020年7月、英国の医学雑誌『ランセット』で歯周病などの歯科疾患がある人が、新型コロナ感染で重症化しやすいという恐るべき報告が報じられた。

「そもそも歯周病菌は、唾液や血液によって体内にまん延し、肝炎や大腸がんなどにも影響を及ぼすという報告があります。コロナ肺炎を重症化させる因果関係はまだ証明されていませんが、歯周病菌の酵素によって喉の防護粘膜が溶かされ、インフルエンザなどのウイルス感染率が高まるのは事実。

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