コロナ禍でもパチンコ屋が増えている地域の裏事情



 各ホール企業は経営努力をしているのだが、業界全体の売上高も続落していてどうにも厳しい。そのため、業界コンサルも指摘する「オーバーストア」説は既に業界人の間では暗黙の了解になっていて、ホールの1万軒割れも予定調和な空気すら漂っている。

 こちらのデータを見れば、状況はより理解できるだろう。このデータは2010〜19年の警察庁発表を基に、筆者が独自集計したものである。黄色部分は店舗数が前年より増加したことを示している。また、減少率の全国平均は20.08%となった。

◆減少傾向にあるにもかかわらず、なぜホール軒数は増えた?

 現在発表されているここ10年の数値だけでも、平均約20%も店舗数の減少したのがお分かりいただけただろう。データを見ると、関東甲信越や中部、近畿など大都市圏は減少率が大きく、店舗の増加パターンもほとんど見られない。中でも関東圏の店舗数は30%近い減少率で、全国平均よりも減少率が高くなっている。群馬県に至っては4割近い減少で、地元ファンもその減り具合を実感しているのではないだろうか。

 これは遊技人口の減少がストレートに反映され、売上低下に耐えれないホールが次々撤退しているのがよく分かる数値であろう。逆に九州、四国と東北の一部では一時的とは言え店舗が「増加」している県がある。

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