男の僕が実感した“女性の見た目”を維持することの大変さ

男の僕が実感した“女性の見た目”を維持することの大変さ

大島薫

―[カリスマ男の娘・大島薫]―

 見た目は美女で心は男。カリスマ男の娘・大島薫。男女の色恋、社会の矛盾、LGBTの無理解――男心と女心の双方を併せ持つ“彼”の目から見た、世の中のフシギとは?

◆メイク用品の減りは明らかに減った

 日本で初のコロナ感染者が出てから、約1年1ヶ月が経過した。一時のマスク不足も収束し、街中ですれ違うだけの人々の素顔を見る機会はほとんどなくなった。

 そんなコロナ渦で大打撃を被っている企業の一つが化粧品大手メーカー「資生堂」だ。

 資生堂は今月9日、去年1年間のグループ全体の売り上げが、前の年より18.6%減少して9208億円となっており、最終損益として116億円の赤字だと発表した。赤字は2013年期以来だそうだ。

 しかし、これは普段メイクをすることの多い女性からすると、特に驚くべき出来事でもないと思う。というのも、明らかにメイク用品の減りが遅くなっているのを実感しているだろうからだ。まず家から出ない、やったところでマスクで隠れるので意味がない。1日中すっぴんでいる日も増えただろう。筆者は男性でありながら、女性の格好をして暮らしているため、そういう実感がある。だが、まだ男性の見た目で生活をしていたとすれば、おそらくそういう想像もあまりできなかっただろう。

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