「飲食店だけ潤うのはおかしい」業種で分かれたコロナ復興格差をめぐりトラブルも

「飲食店だけ潤うのはおかしい」業種で分かれたコロナ復興格差をめぐりトラブルも

記事まとめ

  • 雑貨店経営者は「飲食店には補償金があるが、私たちにはなんの恩恵もない」と話す
  • カフェに並んでいた客に宿泊施設経営者などが「帰れ」と怒鳴りつけるなどトラブルも
  • 補償金の何割かを商店街に納めるように言われた飲食業者もいるのだとか

商店街店主たちの間でくすぶる助成金格差「飲食店だけ潤うのはおかしい」

商店街店主たちの間でくすぶる助成金格差「飲食店だけ潤うのはおかしい」

※写真はイメージです(以下同)

東京都の1日の新型コロナ感染者が、昨年11月ぶりに200人を切った(2月22日・178人)。かなり減ったと思う一方で、昨年の春頃には感染者が数人出ただけで、まるでこの世の終わりが来る、といったレベルで大騒ぎしていたのだから、“慣れ”とはかくも恐ろしいものかと感じずにはいられない。そして、すっかりコロナ禍に慣れてしまった人たちが、つい先日の「春のような陽気」に誘われ外出した。

◆観光地に“コロナ慣れ”した人たちが戻りつつある

 観光地を取材したという民放社会部記者が言う。

「神奈川県内のいくつかの観光スポットを回りましたが、どこも人だらけ。緊急事態宣言下とはとても思えないほどで、飲食店も土産店も大盛況。コロナ感染者が右肩下がりになってきたこともあり、市民も商店主も、かなり楽天的になりつつある。もちろん、マスクをして消毒をして、それなりの対策は取っているんでしょうけど、もはや“外出自粛を”という政治家の話は、あまり響いていないのです」(民放社会部記者)

 この記者は「楽天的」と話すが、それは観光地や繁華街を訪れる客だけかもしれない。横浜市内の雑貨店経営、坂口加奈子さん(仮名・40代)は、久々に人通りが戻った街を眺めながらも、目は鋭いままだ。

「人が戻ってきたことは素直に嬉しいが、飲食店には1日あたり6万円の補償金が出ているでしょう? それ以外の商売、私のような雑貨店やアパレル店にはほぼ何もない。

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