元プロ野球選手の公認会計士。受験回数9回、なぜ諦めなかったのか?

現在はアスリートのキャリア支援を行う

 ‘13年、足かけ9年で公認会計士試験に合格することができた。途中、心が折れかけたことは何度もあったが、その度に奥さんを含めた周りの人たちのサポートがあったからこそ合格できた。9年間という不遇の時間があったからこそ今があると奥村は断言する。

「会計の世界というのは、企業の活動の成果を数字に置き換えて、最終的に報告書にまとめて提出していきます。それに基づいて投資家や利害関係者の方がその報告書を見て、会社に対して評価を下していきます。野球も選手の日々の活動の成果、例えば、バッターでいうと何打数何安打で打率何割何分何厘というふうに、その選手を表す数字に置き換えられ、シーズンが終わると成績によって年棒が決まるという貨幣価値を示していくプロセスって同じだと思うんですよね」

 会計の世界もスポーツの世界もプロセスが同じと述べる奥村は、アスリートのキャリア支援事業を中心に一般社団法人アスリートデュアルキャリア推進機構の代表理事、また株式会社スポカチも創業し代表取締役としても活動している。

 アスリートが現役のうちから社会に出る能力を養うことで引退後の人生に不安を抱かず、いろんな分野へと進出できる構造を作っていきたいと考えている。一口に、構造改革と言っても障壁はいくつもある。

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