『キャプテン』の近藤を地でいく男・ 鈴木博志は中日の救世主となるか

『キャプテン』の近藤を地でいく男・ 鈴木博志は中日の救世主となるか

『キャプテン』の近藤を地でいく男・ 鈴木博志は中日の救世主となるかの画像

その走り姿からは「ドタドタドタ!」という効果音が聞こえてきそうだった。

 2月中旬、中日・北谷(ちゃたん)キャンプの陸上競技場で、投手陣がシャトルランに精を出していた。スリムな体型、軽やかな身のこなしで駆ける投手が大半のなか、厚みのある肉体を重そうに引きずり、今にも地面に倒れ込みそうな青息吐息の投手がいた。

 この投手こそ、中日のドラフト1位ルーキー・鈴木博志だった。身長181センチ、体重95キロ。その立派な体格と鈍重な走り姿は、不朽の名作漫画『キャプテン』のキャラクター「近藤」を想起させた。


昨年のドラフトで中日から1位指名を受けて入団した鈴木博志

 今どき立ち方、歩き方からこだわって練習するアスリートが珍しくない時代に、この鈴木の存在は良くも悪くも際立って見えた。

「ムリっす……。キツイです……」

 ランメニューを終え、鈴木はストレートに弱音を吐いた。しかし、表情には明るさがあり、言葉通りプロの練習に戸惑っている様子は見受けられなかった。

 むしろ心配を覚えたのは、ランメニューの前に入ったブルペンでの投球練習だった。

 休日前ということもあったのだろう。

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