プロ野球「一軍・二軍ボーダーラインの心理」。ヤクルト谷内亮太の場合


「筋力、持久力、パワー、それに切り返しの動作や繰り返しの運動能力など、どの数値も毎年のように伸びています。チーム内において、いずれも上位の数値です。性格的にも勤勉で、何事にも一喜一憂せず、ムラなく練習を続けられる。動きに対する意識、トレーニングに対する知識があり、負荷の高いトレーニングをこなせるメンタルと体力も持ち合わせています」
 谷内自身は「試合でもそうですが、自分で自分を使い切れていない感じがあるので『もっとできる』という思いはあります」と話し、こう続けた。
「これといって秀でたものはありませんが、昔からトレーニングをしっかり続けてきた自負はあります。たとえば、瞬発力が特別に優れた選手はうらやましいですし、そうなりたいとも思います。でも自分のことを考えれば、やはりすべての面でバランスよく、それを成長させることが大事だと思っています」
 開幕を二軍で迎えた谷内だが、「今年に限っていえば、打撃を追求してやってきました」と、その成果は如実に現れた。ファームとはいえ、右打者でありながら約2カ月にわたって打率.350以上をキープしていたのだ(現在は.342)。
「これまでのフォームを少し変えて、松元(ユウイチ)コーチや北川(博敏)コーチに、西都キャンプから教わってきたことがはまった感じがありました。そのなかでもこだわったのが、打席での質を上げるということでした。

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