クロアチアの敵だらけだった決勝のピッチ内外。「我々は不運で敗れた」



 しかし、残念なことにクロアチアの敵は、目の前にいる紺のユニフォームを着た選手ばかりでなかった。結果が出た今となっては、そんな泣き言を言いたくなるほど、クロアチアはこの試合、”ピッチ外の敵”に足を引っ張られ続けた。
 まずは、18分のフランスの先制点――FWアントワーヌ・グリーズマンが蹴ったFKが、ゴール前の競り合いのなかでクロアチアのFWマリオ・マンジュキッチの頭に当たり、そのままオウン・ゴールとなったシーンである。

 FKが蹴られる瞬間、フランスのMFポール・ポグバはオフサイドポジションにいた。そして、マンジュキッチを後ろから押すように接触もしている。当然、オフサイドと判定されても不思議はないプレーである。今大会はVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)が導入されているのだから、当然判定は覆されるのだろうと思っていたら、そのままゴールは認められた。

 クロアチアが同点に追いついたあと、フランスに与えられたPK――CKの競り合いのなかで、クロアチアのFWイヴァン・ペリシッチの左手にボールが当たったことへのVAR判定にも、率直に言って疑問はあるが、1点目の判定と合わせて考えると、なお一層、レフリーの判定がクロアチアに不利に働いた感が強くなる。

 だが、クロアチアの”敵”はレフリーだけではなかった。

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