クロアチアの敵だらけだった決勝のピッチ内外。「我々は不運で敗れた」



 不運な2失点で1点のリードを許したクロアチアだったが、後半が始まっても主導権を握り続けた。パスをつないでフランスを押し込み、ボールを奪われてもすばやい守備への切り替えですぐに奪い返し、フランス陣内でゲームを進める。そんな理想的な展開に持ち込むことができていた。

 しかし、追い上げムードは、突然の乱入者によって水を差される。

 クロアチアがフランス陣内に攻め入っていた、まさにそのとき、クロアチアの攻撃方向から見て右ゴール裏付近から男女4人がピッチに乱入。警備員によって取り押さえられるまでの間、しばらく試合は中断となった。
 もちろん、このアクシデントによって水を差されたのは、フランスも同じである。実際のところ、クロアチアの選手にどの程度の心理的影響を与えたのかはわからない。

 だが、直後の59分に試合を決定づける3点目を失っていることから考えれば、クロアチアにとっては悔やまれるアクシデントだったことは間違いない。

 はたしてその6分後、クロアチアは致命的な4点目を失い、事実上勝負は決した。

 今大会のクロアチアは、常に見るものの胸を熱くするような戦いを繰り広げてきた。最後まであきらめずに走り続け、ギリギリのところでしぶとく勝ち上がる。そんな試合の連続だった。

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