クロアチアの敵だらけだった決勝のピッチ内外。「我々は不運で敗れた」



 しかし、彼らにも限界はあった。すでに心身両面でエネルギーが残されていなかった。試合終盤の20分ほどは、それまでのように足が前に出ず、フランスを押し込むことができなかった。

 2−4。試合は結局、内容には似つかわしくないスコアで決着した。


準優勝に終わるも、最後まですばらしい姿を見せたクロアチア

 試合後のダリッチ監督は、後半の乱入者については「コメントしない」。レフリーの判定については、「ひとつ言わせてもらうなら、ワールドカップ決勝の舞台で、あのようなPKは与えられるべきではなかった」と語るにとどめ、ここまで勝ち上がってきた選手たちを称えることに努めた。
 とはいえ、前半、クロアチアが攻勢に立った時間帯でそのまま先制していたら、試合はどうなっていただろうか。あるいは後半、クロアチアが3点目を失う前に同点に追いついていたら、どうなっていただろうか。

 ダリッチ監督の「我々は不運で敗れた。おそらく今大会でもベストゲームができていた。我々が成し遂げたことを誇りに思う」という言葉も、決して負け惜しみには聞こえない。判官びいきでクロアチアに肩入れするわけではなく、単純にワールドカップ決勝への興味という点において、クロアチアが”ピッチ外の敵”と戦わなければならなかったのは残念だった。

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