指導力と分析力が秀逸。甲子園出場を果たした中学軟式野球の名将たち

指導力と分析力が秀逸。甲子園出場を果たした中学軟式野球の名将たち

指導力と分析力が秀逸。甲子園出場を果たした中学軟式野球の名将たちの画像

ときおり中学軟式野球の世界を取材していると、驚かされることがある。それは指導者の発する熱量が尋常ではないということだ。
 全国的には名前を知られていない監督が、ものすごいアイデアマンで理論家ということも珍しくない。生徒のために熱心に勉強し、野球に情熱を傾ける中学軟式指導者を何人も見てきた。そして、こう思うことも少なくなかった。
「この人なら、高校硬式野球でも結果を残せるんじゃないか?」

高知商を12年ぶりの甲子園へと導いた上田監督

 中学野球には中学野球ならではの難しさ、高校野球には高校野球ならではの難しさがある。だが、チームマネジメント力、試合の流れを読む勝負勘は、中学軟式だろうが高校硬式だろうが共通点はあるに違いない。今夏の甲子園大会には、元・中学軟式指導者の監督が3人いた。そのひとり、高知商の上田修身(おさみ)監督は言う。
「開会式では3人で写真を撮りましたよ(笑)。狭間(善徳/明石商)は日体大の3年後輩やし、須江くん(航/仙台育英)は急に監督になって大変だったろうに甲子園に出てすごかったですね」
 上田監督は高知商OB。高校3年生だった1980年春には主将を務め、エース・中西清起(きよおき)らとセンバツ優勝を経験。日本体育大卒業後は高知県の公立中学校で指導者を務め、高知市立城北中の監督時代には藤川球児(阪神)を指導した。

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