ベトナムに敗れたU−21森保ジャパン。ポゼッション重視が裏目に出た



 もちろん、ベンチから適切な指示を送ることも必要だろう。だが、この試合がそうだったように、実際の試合のなかでは、いつ何が起こるかわからない。ピッチ上の選手が、もっと自分たちで何をすべきかを判断していかなければ、刻々と変化していく試合の状況に対処するのは難しい。

 森保監督も、「与えられるだけではなく、ピッチ内での修正能力とか、問題解決能力を養っていってもらえるように働きかけをしていかなければいけないと思う」と話しているとおりだ。

 Jリーグであろうと、大学サッカーであろうと、日本国内の試合であれば、似たタイプのチームが多く、ある意味で予定調和にゲームが進みやすい。しかし、国際試合となると、まったく異なる文化、習慣のなかで育まれたサッカーと対峙することになる。従来の常識からは起こりえない、不測の事態に遭遇する可能性は格段に高まる。
 だからこそ、ピッチ上で選手自らが判断できなければならないし、そのためにも国際経験が重要なのだが、彼らは年代別とはいえ、すでに21歳以下の代表である。Jリーグを経験している選手も多く、にもかかわらず、まだこの段階にあることが寂しくもあり、負けたことよりも、”あっけない負け方”が気にかかる。

 森保監督は「我々にとって幸いだったのは、決勝トーナメントに進出できることが決まっていたこと」だと語り、こう続ける。

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