身体と心を蘇らせた広島・青山敏弘「変わっていく自分にびっくりした」

だから今年もダメなら……っていう覚悟はしていたし、自分が退いて新しい広島がつくれるなら、それでもいいと思っていたし。

―― チームが新しくなって好転していくなかで自分の場所がなくなるなら、それも仕方ないというか……。

青山 そうなるべきだと思ったし、若い選手たちが活躍するなら、その手助けになりたいなと思ってシーズンに挑んだんです。

―― そうした覚悟で臨んだなかで、城福監督と池田コーチがやって来た。池田コーチにすべてを委ねてみよう、この人にかけてみようと思ったきっかけはありますか?

青山 人間性ですね。チームが始動してすぐにタイキャンプに行ったんですけど、毎晩、メディカルルームに池田さんがやって来て、僕がマッサージを受けたあと、身体のこととか、チーム状況とか、これまでどう苦しんで、どういう想いをしてきたのか、聞いてくれたんです。毎晩話し込んで、それがすごく楽しくて。

 池田さんも体験談を話してくれて、たとえば、(横浜F・)マリノス時代に誰々がどうだったとか、マリノスが優勝したとき、チーム状況はどうだったとか。自分も優勝経験はあるし、この2年間うまくいかない経験もしたから、池田さんの話がスッと入ってくるんですよ。なんだろう……グチャグチャに絡まっていた紐を1本ずつ、解きほどいてくれるような感覚があって。

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