苦肉の策で生まれた「2番・源田」は、首脳陣の想像をはるかに超えた

いいことにしろ、悪いことにしろ、浅村は影響力がある選手なので、彼が打席での意識を変えた、そういうものを見せ始めてくれたときには確かな手応えがありました」
 実際、2ストライク以降の打撃の変化はデータに現れている。三振数を打席数で割った三振率を見ると、浅村の場合、15年は21.7%だったのが、16年は17.7%に減少。さらに昨年は15.2%と大幅に改善されているのだ。
 もちろん、三振率の改善がそのまま打撃の向上につながらない部分もあるが、浅村に限らずほかの選手についても、昨年途中から意識の変化を実感したと橋上は言う。
「もしかしたら、各選手に伝えてきたことが頭に入ってきているんじゃないかな、と見え始めたときがありました。そうなったときは、あえてこちらから細かく言わないようにしています。私から伝えたことが頭に入って実行し始めているのであれば、今度、新たに疑問ができたら選手のほうから問いかけてくるだろう、と思っていましたので。今はもう、こちらからいろいろ意識させたり、話をしたりすることは減ってきています」
 個別に話をし、意識を変えるのに有効なデータを伝え、素直な返事が返って くる。が、いざ試合が始まると、「はい」と言っていたのにまったく違うことをやっている……。そんな就任1年目の状態から考えれば、格段の進歩だった。
 現に17年シーズンの西武の三振数は、全6球団が1000を超えたなかでリーグ3位。

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