メッシだけじゃない。モドリッチ、アザール…小柄な選手がトレンド?


 そういう意味では、大柄なFWでターゲットマンとしてプレーする9番タイプの選手がロングボール、あるいはアーリークロスに合わせて点を取ることが難しくなったということが見えた大会だったと、僕は総括しています。
倉敷 この大会を見ていると、ひとりの突出したアタッカーよりも、2人ないし3人くらいのゴールを狙える選手がいるチームが強かったという印象があるんですが、それについてはいかがでしょうか?
小澤 そこは間違いなくあると思いますね。もはやサッカー自体が、ひとりのタレントだけでは簡単に崩せないような守備のレベル、あるいは戦術レベルの向上によって対応してきています。だからこそ、今大会のベルギーが象徴的でしたが、アザールを攻撃のキーマンとしながらも、どこからでも点を取れるチームが勝ち残ったと思います。
 3位決定戦でのトーマス・ムニエのゴールもそうですし、日本戦で見せたようなカウンターもそうでした。本当に攻撃がスピードアップした時にディフェンスラインからかなり強度の高いスプリントをかけて、ボックス内にディフェンスの選手が入ってくることも含め、ひとりのタレントだけでは難しいことが見えた大会だったのではないかと思います。それは、リオネル・メッシ頼みのアルゼンチンの早期敗退にもいえるのではないでしょうか。
倉敷 これは今後も続く傾向という気はしますね。

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