記録的最下位からCS進出へ。ヤクルトを変えた青木宣親の献身力

記録的最下位からCS進出へ。ヤクルトを変えた青木宣親の献身力

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長いシーズンも気がつけば終盤戦に突入。ヤクルトはシーズン96敗という記録的最下位に沈んだ昨年から一転、クライマックス・シリーズ(CS)進出も現実味を帯びている。今季のチームスローガンである「再起」を実現している大きな要因のひとつに、7年ぶりに日本球界に復帰した青木宣親(のりちか)の存在がある。

ここまで(9月8日現在)打率.328とチームトップの成績を残している青木宣親

 たとえば、青木の姿を練習から試合終了まで追えば、その”存在感”の大きさを知ることができる。
 勝利に導くヒットはもちろん、チームが苦境に立たされたとき「声を出さずにはいられないんだよね」と、消沈することなく最後まで勝負をあきらめない姿勢。全体練習が終わったあと、室内練習場でマシン相手に打ち込む姿。バレンティンたちがつくり出す明るい練習風景を眺める澄んだ眼差し。青木の言動のすべてがチームに計り知れない好影響をもたらしている。
 青木は言う。
「去年96敗もすれば、みんな自信をなくすに決まっているし、”今日”という日が来るのが億劫だったと思うんですよ。僕はそこを前向きにしようとしただけの話です。すべてがそのとおりになったかはわかりませんが、開幕した頃と比べれば心のぶれはなくなっていますよね。みんなから『よし今日もやってやるぞ』という姿が見える。

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