武器は「何をするのかわからない」。堂安律がヒデや本田の系譜を継ぐ

縦に抜けて、右足でシュートを放ったのだ。

「右足でも(シュートを打つ)練習をしているんです。こういう形もこれまではなかったと思います」

 右サイドからカットインして左足でシュート――それが、ガンバ時代の堂安のシュートパターンだった。それを相手に封じられると”消える”時間が目立っていたが、今は相手の背後を取って右足で打つ、というパターンに加え、「味方を使ってコンビネーションでゴールを決めるほうが楽ですし、そのパターンを増やしていきたい」と語っていたように、ドリブルなどによる単独突破を仕掛けつつ、コンビネーションで崩していく形まで見せていた。

 攻撃の多様性とシュートへの高い意識。まさに堂安は、選択肢の多い”危険な選手”に成長していた。


多彩なプレーで決定機を生み出していた堂安律


 それでも、今回は決定的なチャンスを決め切れなかった。そこで、ロシアW杯のレギュラー組の招集が想定されている10月の代表戦でも、今回と同じようなアピールができるのか。また、コスタリカより強い相手を敵に回してもそれができるのか、といった疑問は残る。

 そういう意味ではまだまだ未知数な部分もあるが、「緊張した」という初の代表戦において、成長の跡をきちんと示したことは、そのプレーが身についているということである。

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