初陣勝利も森保監督の過大評価は禁物。コスタリカ戦を冷静に細かく分析


 逆に、コスタリカは4日前にアウェーで韓国戦を戦っていた。試合後の会見でロナルド・ゴンサレス監督も語っていたが、この試合のコスタリカは、移動を含めて日本よりもコンディションでハンデを負っていたこともおさえておくべきだろう。そして、今回の試合の目的のひとつとして、今後はコスタリカ伝統の3バック(5バック)だけでなく、4バックも併用できるようにトライをしている最中であったこともポイントとなった。
 これらの背景を踏まえ、両監督がこの試合で採用する布陣を決定したことが想像できる。準備不足の日本は、森保監督のトレードマークである3−4−2−1ではなく、現代サッカーの基本ベースとなっているオーソドックスな4−4−2。一方のコスタリカは、韓国戦で4バックをテストし、日本戦ではコスタリカの選手が慣れ親しむ3−4−1−2を採用した。
 そんななかで迎えたこの試合は、立ち上がりこそ日本ペースで展開したが、8分の南野拓実(ザルツブルク)のシュートシーンの後から、コスタリカの前線からの守備が機能し始めた。そこには、2トップが日本のセンターバック2枚にプレッシャーをかけ、トップ下の22番(ランドール・リール)とボランチの20番(ダビド・グズマン)が青山敏弘(サンフレッチェ広島)と遠藤航(シント・トロイデン)に厳しく寄せて、日本のビルドアップの起点を潰してしまおうという狙いが垣間見えた。

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