初陣勝利も森保監督の過大評価は禁物。コスタリカ戦を冷静に細かく分析


 ひとつは23分。青山が小林へ入れたくさびが収まらず、そのルーズボールを遠藤が拾ってからの展開だ。まず遠藤が室屋にボールを預け、右に流れた小林にパス。受けた小林が室屋に戻し、堂安を経由して再び小林がボールを受けると、中央でフリーの中島にパス。中島のシュートはバーを越えたが、それは日本がこの試合で初めて6本のパスをつないだシーンだった。
 もうひとつが38分のシーン。この場面は右サイドから青山が入れたクロスを相手DFが頭でクリアした後から始まった。セカンドボールを拾ったのは佐々木。そこから、中島、佐々木、遠藤、槙野、三浦とボールを回して最終ラインからのビルドアップが始まると、その後は青山、佐々木、遠藤とつなぎ、遠藤が南野に縦パス。南野が相手2人を引きつけて見事に反転して前を向くと、内に入ってきた堂安に預け、遠藤に戻す。
 このパス回しによって、前後に動かされたコスタリカ守備網中央に隙が生まれ、遠藤が小林に縦パスを入れると、小林が胸で落として、南野がダイレクトでシュート。惜しくもGKの好セーブに阻まれたが、13本ものパスをつなげた遅攻から、ビッグチャンスを作ることができていた。
 結局、前半はコスタリカのオウンゴールによる1点で終了したが、内容的にはほぼ互角だったと見ていいだろう。
 まずコスタリカは、狙いどおり前からの守備を遂行して日本を苦しめ、13分にはゴールチャンスも作った。

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