初陣勝利も森保監督の過大評価は禁物。コスタリカ戦を冷静に細かく分析

逆に日本は縦に蹴ることで何とかそれを回避し、パスで相手を揺さぶってから2度のチャンスを作った。ボール支配率は日本が48%で、コスタリカが52%(最終的には49%対51%)。シュート本数は、日本が5本、コスタリカが4本(最終的には14本対6本)。
 1−0で迎えた後半は、開始からコスタリカが3人を入れ替えたので、典型的な親善試合の様相を呈した。従って、森保ジャパンの評価をするうえではほとんど参考外となってしまったことは否めない。
 コスタリカとしては、勝敗よりも今後につなげるテストを目的としていたためであり、逆にホームの日本は、「森保監督の初陣」を勝利で飾りたいという目的があったため、選手交代は68分まで行なっていない。両チームの試合に臨む目的が、後半の試合内容と最終スコアに大きく影響したと受け止められる理由である。
 しかも、後半のコスタリカは67分までに6人の交代枠を使い切り、2−0とされた直後の6人目の選手交代の後は布陣を4−4−2に変更。選手が大幅に代わり、さらにテストを兼ねた不慣れな4バックにしたことで、日本にとっては勝利を目指しやすい舞台が整ったというわけだ。
 コスタリカの守備網が崩れた状態が続いたことで、日本の攻撃は前半とは比較にならないほど機能した。それを象徴していたのが、両SBの位置取りが高くなったことであり、それによってパスコースが増えて中盤を省略する攻撃が激減したことだった。

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