過激デスマッチで限界→引退も・・・すぐに復帰で大仁田厚に吹いた逆風

過激デスマッチで限界→引退も・・・すぐに復帰で大仁田厚に吹いた逆風

過激デスマッチで限界→引退も・・・すぐに復帰で大仁田厚に吹いた逆風の画像

【大仁田厚の邪道なレスラー人生(3)】
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 フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング(FMW)は、1989年に旗揚げした当初の格闘技路線から、同年末にデスマッチを打ち出してファンから支持を得ました。でも、オレの中では「有刺鉄線デスマッチ」だけでは手詰まり感があった。「もっとインパクトのある試合はないか。観客が五感で楽しめるプロレスはないだろうか」と考えていました。

“耳と鼻を刺激するプロレス”を考えていて頭に浮かんだのが、映画『ゴジラ』だったんです。ゴジラが高圧電流に当たると、バチバチって火花が散りますよね。あのシーンをプロレスでできないかと思った時に、「有刺鉄線に電流を流して、そこに爆弾をつけたら・・・・・・」とひらめいたんです。そこでうちのスタッフに、特殊効果の専門会社に連絡を入れるよう伝えました。

 その回答のほとんどが「無理です」だったんですが、一社だけ「できますよ」と言ってくれた会社があって、そこからすべてが動き出しました。火薬を薬のカプセルに入れて、それに激突すると破裂する仕組みを作ってくれた。

 でも試合は、消防法の関係で屋外でしかできない。会場を探しまわってようやく見つけたのが、今は高層ビルが林立している、当時は空き地だった汐留の貨物駅跡(レールシティ汐留)だったんです。

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