西武もヤクルトも好機で代打なし。打席に立つ両エースが背負った信頼

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西武×ヤクルト “伝説”となった日本シリーズの記憶(10)
【同級生】西武・石井丈裕 後編
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石毛宏典のアドバイスから生まれた奇跡の一打
――1992年日本シリーズ第7戦、ライオンズの先発は石井丈裕さん、対するスワローズはシリーズ3度目の登板となる岡林洋一投手でした。そこまでシリーズ2完投の岡林さんのピッチングはどのようにご覧になっていましたか?
石井 「よく中3日で投げられるな」と思っていましたね。僕はこのとき中4日でしたけど、当時ですら中5日、中6日が当たり前でしたから。中4日で投げるというのは、何て言うのかな……、時差ボケの中で投げるような感じなんです。まったく体が動かないんですよ。一日中、ボーッとしている感じですから、中3日だともっと体が動かないと思うんです。だから、岡林くんは気力で投げていたんじゃないですかね。


1992年の日本シリーズMVPに輝いた石井氏 photo by Snankei Visual

――この試合は石井さん、岡林投手の白熱した投手戦となりました。ぜひ伺いたいのは、0−1のビハインドで迎えた7回表、ライオンズの攻撃。2アウト1、2塁の場面で打席に入ったのが石井さんでした。石毛(宏典)さんは「この場面が忘れられない」と言い、伊原(春樹)さんは「この場面はタケを交代させることはできなかった」と言っていました。

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