3バックで降格圏脱出の名古屋。風間監督がシステムより重視するもの

3バックで降格圏脱出の名古屋。風間監督がシステムより重視するもの

3バックで降格圏脱出の名古屋。風間監督がシステムより重視するものの画像

「守備は守備だけで成立しているのではなくて、相手に崩されるよりも、自分たちでボールを渡してしまい、勢いづかせてしまう。そこはケアしていきたいですね。今日も出てしまったところはあったんですが」


名古屋グランパスの攻撃を牽引する元ブラジル代表ジョー(左)

 試合後の記者会見で、名古屋グランパスの風間八宏監督は、自らのロジックを解剖するように言った。

 ボールプレーの構造というのは、パスワークにある、と誤解されやすい。それは表層的なものであって、実際は、ボールを失わない、という技術が欠かせない。失わないことで、味方にスペースやタイミングが生まれる。周りも信じて走ることができる。

「あいつに預けたら、必ず(パスが)出てくる」

 お互いの信頼関係が、パスワークを生み出すのだ。

「(3バックにした)システムよりも、選手たちの個性が出る戦いをしている」

 風間監督は「サッカーをする」選手のキャラクターをまず選び抜き、自らのチーム戦術に落とし込んでいる。それは、たとえ負けても価値あるもので、Jリーグでは出色の域にある。そして選手は勝利することで、確信を得るはずだ。

 10月19日、三協フロンテア柏スタジアム。J1残留を争う16位の名古屋は14位の柏レイソルの本拠地に乗り込んでいる。

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