タレント揃いのU−19日本代表、世界へ。黄金世代を超える「期待度」

プロのサッカー選手としては、決して経験豊富とは言えない19歳以下の選手たちにとっては、相当過酷な環境だったに違いない。

 だがしかし、そんな環境下でも、日本の選手たちは落ち着いていた。華麗なパスワークや鋭いドリブルで相手ディフェンスを崩したわけではなかったが、よく走り、よく戦った。MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)が語る。
「得点というのは、(シュートを)何本打っても入らないときもあるし、逆に1本打ったら入るような試合もある。でも、得点が入る、入らないにかかわらず、常にやらなければいけないことはある。90分間、何をしているか。どんな声で、どんな表情でプレーするかが大事だと思う。100%(やれた)とは言わないが、それを相手よりやれたことが勝因ではあると思う」

 はたして日本は、自国開催で勢いに乗るインドネシアを2−0で下した。2大会連続10回目のU−20ワールドカップ出場である。


見事に世界切符を手にしたU−19日本代表

 90分間をおおまかに振り返ると、前半は日本が、後半はインドネシアが、主にボールを保持して、試合を進めた。両チームが互角に攻め合ったと言ってもいい試合で、日本が勝利を手にすることができたポイントを挙げるとすれば、「先制点」と「堅守」だろう。

 キャプテンのMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)が、「まずは前半を1−0で折り返せたのがよかった」と話すように、日本が攻勢だった前半、もしも無得点に終わっていたら、その後の試合はまったく別物になっていた可能性はある。

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