タレント揃いのU−19日本代表、世界へ。黄金世代を超える「期待度」

前半は守備を固めて日本の攻撃をしのぎ、後半勝負。そんな思惑が見て取れたインドネシアの思うツボだったはずだ。

 だが、引いて守るインドネシアに対し、「焦れることなく、慌てずにやれた」(齊藤)という日本は、ピッチを横に広く使い、丹念にサイド攻撃を仕掛け続けた。
 そして、迎えた40分。左サイドバックのDF東俊希(サンフレッチェ広島ユース)が、右サイドからつながれてきたパスを受けると、左足で強烈なミドルシュートを叩き込んだ。こう着状態を打ち破る、「自分でもビックリした」というスーパーゴールだった。

 しかし、後半に入ると一転、インドネシアが積極的に前へ出てきたことで、日本は守勢に回る時間が長くなった。殊勲の左サイドバックは喜びも控えめに、反省の弁を口にする。

「(インドネシアは)事前の分析でも、ドリブルでどんどん仕掛けてくるとわかっていたが、後半は自分のサイドでピンチが多かった」

 それでも日本の守備は、最後まで破綻することがなかった。安部が振り返る。

「ハーフタイムにみんなで話していたのは、こういうゲームは我慢勝負になるので、我慢して、集中して、スキがあったら得点を狙うが、最悪1−0でもいい、ということ。1−0の状況が長く続いたが、変な雰囲気にもならなかった」

 影山雅永監督が「リスク管理は我々のひとつの課題だった」と語るように、日本はグループリーグの第1、2戦、いずれもリードしたあとに守備が甘くなって失点を喫していた。

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