タレント揃いのU−19日本代表、世界へ。黄金世代を超える「期待度」

だが、この試合では最後まで気を緩めず、インドネシアの攻撃を防ぎ続けた。

 象徴的なのは、後半62分のシーンだ。

 この試合、再三キレのいいドリブル突破を見せていたインドネシアの15番、サディル・ラムダニが右サイド(日本の左サイド)を突破。ゴール前には1トップの19番、ハニス・サガラ・プトラが走り込んでおり、クロスのコースも開いていた。

 ついに同点か。そう思われた瞬間、ボランチの位置からカバーに戻ったMF伊藤洋輝(ジュビロ磐田)が、ギリギリのところでクロスをカットした。伊藤が語る。
「(アウェーの)雰囲気に飲まれないようにと、みんなで言っていたが、後半はインドネシアが圧力をかけてきて、ボールも支配された。でも、ボランチ、DFラインを含めて、みんなでじっくり守れた」
 そして、濡れたピッチに何度も体を投げ出し、堅守を支え続けた背番号7は、誇らしげにこう続けた。

「今日が今大会のベストゲームだと思う」

 今大会の日本は、圧倒的な強さでここまで勝ち上がってきた。グループリーグの3試合すべてで、前半なかばまでに先制点を奪うなど、点を取ることには苦労がなかった。FW久保建英(横浜F・マリノス)ばかりが大きな注目を集めるが、その他にも、すでにJ1で出場機会を手にしている選手が多いこの世代は、タレントぞろいとの前評判に違わぬ強さを見せつけていた。

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