錦織圭、2年ぶりのファイナルズ。39位から追い上げた力強さに期待大

錦織圭、2年ぶりのファイナルズ。39位から追い上げた力強さに期待大

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仕立てのいいスーツに身を包んだ出場8選手が、各々の今シーズンを映すかのような笑顔で、ひとつのフレームに収まる――。
 写真のなかには、ひじの手術から見事返り咲いた世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)や、37歳にしてなお進化を続けるロジャー・フェデラー(スイス)ら馴染みの顔がずらりと並び、その背後では今回初出場の長身ジョン・イズナー(アメリカ)が、ひょっこり覗き込むように首を伸ばす。

ファイナルズ出場選手8人のセルフィーでシャッターを担当した錦織圭

 ATPツアーファイナルズで、もはや恒例の微笑ましい光景。今年、その世界でもっとも豪勢な「セルフィー(自撮り)」のシャッターを託されたのは、2年ぶり4度目の出場となる、錦織圭だった。
 1年前のこの時期、彼はようやく、ボールを打ち始めたころだった。
 8月上旬に錦織の手首を襲った、腱脱臼のアクシデント――。その数日後には、早々にシーズンを切り上げることを発表する。戦線離脱したこの時、錦織のランキングは9位だった。
 MRI等による精密検査を受け、複数の医師の診断や助言も仰いだ結果、錦織は手術を回避し、ベルギーの医師のもとで保存治療する道を選ぶ。
 まずは、患部のみならず前腕の回転運動を規制するため、ひじまでギプスで固定した日々を過ごした。その後はベルギーで6週間、治療とリハビリやトレーニングに励んだ後、米国フロリダのIMGアカデミーへと戻る。

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