1軍と2軍が明確になった森保ジャパン。アジアカップに向けて悪材料

チーム内に力の差があったとしても、それを競った状態であるように見せる演出力が代表監督には求められる。そうでないとチーム内に競争は生まれてこない。

 思い出すのはロシアW杯を戦った西野ジャパンだ。グループリーグの第1戦(コロンビア戦)、第2戦(セネガル戦)をまったく同じスタメンで戦ったが、第3戦(ポーランド戦)では、スタメンを一気に6人入れ替えた。1戦、2戦を1軍で戦い、第3戦を1.5軍で戦ったという感じだ。

 西野監督が3戦目で選手を大幅に入れ替えた理由は、それをしないと4戦目(ベルギー戦)を戦う目処が立たなかったからだ。

 この時点でフィールドプレーヤー20人中17人を使っていた。チームとしての疲労感を17人で分かち合っていたが、一方で、チームはAとBに大きく2分された状態にあった。

 そしてベルギー戦のスタメンを飾ったのもA。スタメンは4戦でA→A→B→Aと推移した。ベルギーにもし勝っていたら、5戦目の準々決勝のスタメンはAしかなかったと思われる。選択肢は思い切り狭まっていた。
 チームは2分された状態にあったのだ。西野監督は1戦1戦、少しずつ代えるという芸当ができなかった。Bで臨んだポーランド戦は一世一代の大博打を敢行。試合には0−1で敗れたが、グループリーグはなんとか通過。結果オーライと言うべき産物を得た。

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