森保Jの布陣は変化するか。2つの顔を見せたキルギス戦で残った疑問


 そんな実力差が明確な両チームが対戦した試合は、開始2分に代表デビュー戦となった山中亮輔(横浜F・マリノス)がファーストタッチで豪快なシュートを突き刺すなど、前半はほとんどキルギス陣内で試合が展開するワンサイドゲームになった。
 最終的なスタッツも試合内容をそのまま反映し、ボールポゼッションは日本が66.2%と圧倒。シュート数も日本の15本に対して、キルギスは前半終了間際に1本を記録したのみ(そのシュートもミスキックにより大きく枠を外れたものだった)。キルギスのコーナーキックは後半43分に得た1本だけだった(日本は7本)。
 とはいえ、この試合にはスタッツだけでは判断できない部分があったことも見逃せない。キルギスも日本も、90分間でまったく異なる”2つの顔”を見せたからである。
 試合後の会見で「前半は慎重になりすぎたのでは?」と問われたのは、キルギス代表を率いながら、ドルドイの監督も兼任するロシア人アレクサンデル・クレスティニン監督だ。すると指揮官は「アウェーではいつもこのパターン。ホームではまったく違った試合になる」と端的に答えたが、確かにこの試合のキルギスは前半と後半で別チームのようなパフォーマンスを見せた。
 まず、キルギスの布陣は5−4−1。日本をリスペクトして守備的な布陣を選択したが、キックオフ直後を見る限りでは、自陣ペナルティエリア前で”ベタ引き”して守ろうというスタンスはうかがえず、可能な限りラインを上げて守りたいという意図が見て取れた。

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