森保Jの布陣は変化するか。2つの顔を見せたキルギス戦で残った疑問


 もちろん対戦相手のレベル差が大きく影響していることは間違いないが、ベネズエラ戦の遠藤航(シント・トロイデン/右ボランチ)と柴崎岳(ヘタフェ/左ボランチ)が1試合でそれぞれ6本だったことを考えると、この試合は森保ジャパンの狙いどおりのサッカーができていたと受け止めてよさそうだ。
 ちなみに、その縦パスの受け手については、原口元気(ハノーファー/左ウイング)は以外に少なく、1トップの杉本健勇(セレッソ大阪)と右ウイングの伊東純也(柏レイソル)に偏っている。Aチームの場合でもどちらかと言えば右サイドに攻撃が偏る傾向が強いので、これは森保ジャパンの特徴のひとつと言えるだろう。
 問題は、その縦パスを受ける側のクオリティにある。たとえば杉本は、前半22分に右サイドバックの室屋成(FC東京)からの縦パスをダイレクトで伊東に落とそうとするも、これをキックミス。同じく23分にも室屋から縦パスを受けながら、トラップをミスしてしまいボールロストしてしまっている。
 プレーを重ねるごとに杉本のポストプレーは安定し始めたが、長所が異なるとはいえ、やはり大迫勇也(ブレーメン)と比較すると物足りなさを感じる。とりわけ中央を密集させるキルギスの守備網を破るには、最初に入れた縦パスが収まるかどうかがカギをにぎるため、ここは大きな課題として残った。
 そして、縦パスを入れた後にどのように展開するのかという点については、Aチームとは違った現象が見て取れた。

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