鹿島以前はMFだった西大伍。「中盤でプレーしたい欲は消えない」

メンバー外の選手の分も戦わなければいけない。チーム一丸となって戦う姿勢を忘れるな」
 仙台戦を前にした練習で大岩剛監督はそう選手たちに訴えた。
「聖真くんが決めているし、自分も何か残さなくちゃいけない。本当はゴールを決めたかったけど……」
 仙台戦で2点目の安西幸輝のゴールをアシストした鈴木優磨は、自身が負傷離脱していた天皇杯準々決勝ヴァンフォーレ甲府戦で唯一の得点を決めた土居聖真の名前を挙げた。エースと言われる鈴木であっても、競争という危機感を持ち続けている。実はこのアシストの前に鈴木は決定機を外している。しかし、気持ちを切り替え、自身ではなく、チームの結果を優先した。「チーム一丸となって」という監督の想いがピッチで表現されていた。
「外したあとならば、自分で決めたいという気持ちも強かったはず。でも、チームのためのプレー、最善のプレーを選択できたのは、優磨が成長しているということ」昌子の言葉が鈴木への信頼を物語っていた。
 12月1日最終節。対サガン鳥栖戦。
 ハードワークが持ち味の相手との試合は難しいものになるだろう。しかし、息をつく暇はない。札幌で行われるコンサドーレ札幌対サンフレッチェ広島戦の結果次第では2位に入る可能性を残しているが、自分たちが勝たなければ話にならないからだ。そして、この勢いで天皇杯を獲得し、クラブW杯に向かいたい。

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