鹿島以前はMFだった西大伍。「中盤でプレーしたい欲は消えない」


 大岩監督は仙台戦当日にはこうも言っている。
「常に前を向いて、上を目指していかなければいけない。停滞は後退と同じだ」
 昨季は終盤に勝てず、優勝を逃した。過去を越えていくことは、悲願のタイトル獲得だけではない。ACL優勝という目標を達成したが、そこで達成感を抱くわけにはいかない。自分たちの進化を示すには、連勝でシーズンを終えることが重要だからだ。
「リーグ終盤に強さを発揮するのが鹿島。去年はそれができなかった。だから、ここから落ちないというのを証明したい。アジアを獲ったことで、変な試合はできないという気持ちがいい方向へ向かっている」昌子が語った。
 取材場所に現れた西大伍はなぜだか、1本歯の下駄をはいていた。
 身体能力アップに効果があると言われている下駄だ。「身体を鍛えるためにですか?」と質問しても意味深に笑っているだけで、理由は答えない。なんとも西大伍らしい登場だった。

独特の感性でいろいろ話してくれた西大伍


 2011年、コンサドーレ札幌から加入した。2010年シーズンはレンタル移籍したアルビレックス新潟でプレー。鹿島には右サイドバックとしての補強だった。しかし、2014年に決めたシュートが年間最優秀ゴールに選ばれるなど、その技術力は高くて柔らかい。「大伍はサイドバックの選手じゃない」と内田篤人が言うほどだ。

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